お金と心を豊かにするヨガインストラクターのビジネス戦略
お金と心を豊かにするヨガインストラクターのビジネス戦略
ヨガインストラクターを仕事にする人のほとんどは、
自分の心を豊かにする方法を知っています。
思考や感情を整えたり、
ネガティブ思考を客観視して、
ポジティブな考え方に書き換える方法も知っています。
なぜなら、
ヨガの智慧を実践していけば、
心はおのずと整っていくからです。
しかし、
心の平穏や喜びを経験しながら、
お金も豊かに受け取れている人はどれくらいいるでしょうか。
私の知る限り、
そう多くはありません。
この記事を読んでいるあなたは、
おそらく、心が豊かではあるけれども、
お金も豊かに受け取れるようになりたい、
と考えているのではないでしょうか。
ヨガインストラクターとして、
お金を豊かに受け取れていない原因は、
ヨガのスキルが足りないからでも、
インストラクションが下手だからでも、
指導の経験が少ないからでもありません。
では、
ヨガインストラクターが、
心は豊かなのに
お金は豊かに受け取れない理由は何でしょうか?
その理由は簡単で、
自分への評価が低いからです。
自分の価値を低く見積もってしまうので、
本来はその価値に見合ったお金を受け取れるのに、
受け取っていないだけなのです。
その考え方が
ビジネス戦略に反映されているのです。
逆に言うと、
ヨガ哲学の造詣が深くなくても、
解剖学に詳しくなくても、
お客様を幸せにしたいという思いがあって、
ビジネス戦略をしっかりともてば、
豊かにお金を受け取れるヨガインストラクターになることができます。
この記事では、
お金と心、両方を豊かに活躍している
ヨガインストラクターは必ず知っていて、
こっそり実践している
ビジネス戦略をお伝えします。
これは、
私や私のクライアントも実践して、
結果を出している方法です。
つまり、
再現性があるということです。
再現性があるということは、
しっかりと真似をすれば、
いつか必ず結果が出るということです。
ぜひよく理解して、実践して、
お客様に心から喜んでいただきながら、
お金も心も豊かなヨガインストラクターになってくださいね。
【お客様をたくさん抱えても、稼げない!? ビジネス戦略のないヨガインストラクターの苦悩】
私は、
よくビジネスで悩んでいるヨガインストラクターの相談に乗ります。
こんな風なお悩みがあります。
「集客を頑張ってきて、今では40人ほどのお客様が通っています。
しかし、月収が18万円で低いので、もっと上げたいのですが、
これ以上お客様を増やすとパンクするので、どうすればいいか分かりません。」
「個人事業主のヨガインストラクターとして、
ヨガスタジオをたくさん掛け持ちしています。
稼ぎを増やしたいのですが、朝・夜のレッスンが多く、
これ以上レッスンを増やすと身体がキツいので、困っています。」
このように、
ヨガインストラクターとして活動しながら、
努力して集客し、お客様を獲得してきたけれど、
「売上が思ったほど上がらない」
「忙しくても収入が追いつかない」
という悩みを抱えている方は少なくありません。
例えば、週に数回レッスンをこなしても、
1レッスンの売り上げが3000円や5000円ということも多く、
生活を支えるほどではないので、
さらにレッスンを増やしたり、
別の仕事と掛け持ちせざるを得ず、
辛い思いをしている人も多いのです。
私のクライアントが言っていたのは、
「生徒さんは喜んで通ってくれるのに、
自分が得ている収入がそれに見合っていないと感じる」
という言葉です。
お客様が満足している反面、
講師自身が仕事量と収入のバランスが取れていないという
現実があります。
このままでは、「好きなことを仕事にする」ことが、
むしろ自分を疲れさせる原因になってしまいかねません。
【お金が足りない原因は、自分の価値を正しく評価していないから】
「お客様はいるのに、なぜ売上が上がらないのだろう?」
と考えたことはありますか?
その理由は簡単で、
「値段を上げられないから」です。
しかし、
では値段をいきなり上げたからといって、
お客様が高い商品を買うかというと、
そうではありませんね。
なぜなら、
既存のお客様は、
あなたが安い値段で提供してくれるヨガレッスンやサポート内容に
満足しているからです。
通ってくれているということは、
現状に満足している証拠なのです。
「値段を上げれば稼げる」と考えたヨガインストラクターは、
自分で考えてビジネスモデルを整えようとします。
例えば、
今まで月謝5000円だったのを、
6500円にしてみる人。
今までのレッスン受け放題コースに加えて、
美容や健康が高まるような価値の高いコースを一つだけ作って、
9000円で売ってみる人。
努力は素晴らしいのですが、
これでは、売り上げが上がることはありません。
なぜなら、
ビジネス戦略で一番大切なことを
理解しないで、
我流で考えてしまっているからです。
では、
お客様がいるのに、売り上げが上がらない理由は何でしょうか?
その理由は簡単で、
「自分の価値を正しく評価していないから」です。
これは、
自己肯定感が低いだとか、
そういうメンタルヘルスの話ではありません。
どういうことかというと、
自分の提供している商品の価値を、
自分で想像してしまっているということです。
ここで質問を一つします。
商品の価値を決めるのは、誰でしょうか?
商品の価値を決めるのは、
お客様です。
あるお客様が
「このヨガの長期契約の商品は、30万円払っても、お釣りがくるくらい、
価値が高いものだ」
と感じたとします。
その場合、
お客様は喜んで30万円を支払って、
あなたの商品を買います。
しかし、
ビジネス戦略がないヨガインストラクターは、
商品の価値は、自分で決めるものだと勘違いしています。
なので、商品の値段を付けるときに、
「このくらいの低価格ならお客様が通いやすいだろう」と
考えて、安く売ってしまうのです。
商品の価値を自分で決めるものだと考えている人は、
お客様の目線で商品を作ることができません。
私のクライアントたちも、
私と契約する前は、
お客様が本当に求めている商品ではないものを
売ってしまっていた、という事例が非常に多いです。
それでは、
例え安い値段であったとしても、
お客様からすれば
「別にお金を出してまで欲しくはない」
と考えるので、
売れることはありません。
だから、
既存のお客様に
月謝を上げれば嫌がられるし、
新しいコースを作っても
売れないのです。
お客様の本当にニーズに合った商品を
売っていないからです。
【お客様が本当に求めているのは、ヨガレッスンではない】
では、
お客様があなたのようなヨガインストラクターに求めていることは
何でしょうか?
アーサナが上手になることでしょうか?
プラナヤーマの方法を多数教えてもらうことでしょうか?
解剖学の知識を授けてもらうことでしょうか?
クリスタルボウルの音を聞くことでしょうか?
どれも、
ヨガが好きなお客様に喜んではもらえますが、
お客様が本当に求めていることではありません。
なぜなら、
これらを本当に求めている人たちは、
ヨガ指導者養成講座(RYT200)を受講するからです。
では、
お客様が本当に求めていることは何でしょうか?
それは、
「今の悩みを解決して、理想の未来を手に入れること」
です。
ビジネス戦略がないヨガインストラクターは、
お客様が求めている「理想の未来」に連れていくということを
していません。
ヨガインストラクターになりたい訳ではないお客様が、
「ヨガが上手くなる」
「いろいろな呼吸法に詳しくなれる」
という理想の未来に、行きたいと思いますか?
彼らは、
「ヨガが上手くなった」「呼吸法に詳しくなった」その先に、
自分の今抱えている悩みが解決して、幸せに暮らしている未来が手に入ることを
期待しているのです。
例えば、
「原因不明の不調が気にならなくなり、毎日心穏やかに過ごせる未来」
「人に自分の本音を伝えられるようになり、幸せな結婚をしている未来」
「ずっとやりたかったことに取り組めて、それで生計も立てられている未来」
のような、
ワクワクする理想の未来に行きたいと願っているのです。
ヨガインストラクターなら、
ヨガで身体や心を整える方法をよく理解しています。
お客様を幸せにする方法としては、
たくさんの引き出しを持っているわけです。
なので、あとは、
お客様が求めている理想の未来に連れていくために、
考え方にもアプローチすればいいのです。
【お客様が理想の未来に行けない理由】
その理由は簡単で、
「行けない」と思っているからです。
例えば、
「結婚できない」と悩んでいる女性は、
「結婚できない」と思い込んでいるから、
その現実を自分で作り出しています。
なので、
まずは「結婚できない」という思い込みを認識させてあげて、
それを確実に「結婚できる」に書き換えてあげることが第一ステップです。
これが、理想の未来に行くために
一番最初に必要なステップです。
ヨガの知恵や経験を伝えることに加えて、
このような「考え方へのアプローチ」を加えたサポートをすれば、
お客様が心から手に入れたい理想の未来に連れていくことが可能になります。
お客様にとって、本当に求めている商品なので、
非常に価値が高く、
高い値段で売れるのです。
しかし、
ビジネス戦略がないヨガインストラクターは、
自分がお客様の人生を変えられるということを
自覚していません。
まずはそれを自覚しつつ、
考え方へのアプローチを身に付けて、
商品を作っていくことが大切です。
【ビジネス戦略:自分の価値を理解し、コーチングで新たな収入源を見つける】
①自分の価値を見直し、お客様が本当に求めている商品を売る
お金と心を豊かにしたいヨガインストラクターは、
まず第一に、自分が提供できることの価値を
正しく見直す必要があります。
それは、
お客様の目線から、
価値があるのか考える、ということです。
そして、それに応じた価格設定を行うことです。
たとえば、ヨガレッスンの提供だけでなく、
個別のカウンセリングやパーソナルコーチングを取り入れた
パーソナルヨガプログラムを作ることで、
より高額な料金を設定することが可能です。
私のクライアントは、
元々3000円のグループレッスンを提供していましたが、
わたしと契約して、一緒に「魅力的な男性になるためのメンズパーソナルヨガ6か月コース」という商品を作りました。
これまで提供していたヨガレッスンを定期的に実施するのに加えて、
「お客様の男性が奥様からもう一度、心から愛される男性になる」
「ずっとやりたかったけれど、踏み出せなかった夢を実現できるようになる」
という理想の未来を約束し、そこまで連れていく個別のコーチングセッションを
合わせて提供する商品にしました。
この商品は、
単なるヨガのレッスン以上のもので、
お客様の悩みの原因を特定し、
それを取り除いてあげる、
ヨガとコーチングを組み合わせた
「ヨガコーチング商品」です。
お客様にとっては、
自分一人では行けないか、何十年もかかってしまうような未来に、
半年で行ける商品なので、
お客様にとって非常に価値があります。
実際に、
6か月契約で30万円の商品でしたが、
わたしと契約してから5か月で、
1人のお客様に売れました。
言い換えれば、
コーチングを導入し、収入源を多様化するということです。
コーチングをヨガのレッスンに組み込むことで、
お客様が「体験する」ヨガから、
「達成する」ヨガへと移行することが可能になります。
たとえば、
ヨガを通じてお客様が目標とする理想の未来へ連れていくプログラムを作り、
ヨガレッスンと合わせて
個別のコーチングセッションを提供するのです。
そうすることで、
お客様にとって、高い価値を受け取れることになるので、
お客様からすれば
「お金を出してでも、買いたい」商品になるのです。
③高単価のプログラムを作り、利益を上げるビジネスモデルを構築する
このように価値の高い商品を、
高い値段で売ります。
これによって、
ヨガインストラクターとしての働き方を見直し、
売上を大きく増やすことことができるようになります
例えば、
この記事で紹介したマンツーマンのコーチング商品もその一例ですし、
少人数制の高単価プログラムや、
コーチング要素のあるオンライン講座を提供することで、
一度に多くの人に、高い価値を提供することもできます。
具体的には、
週に一度のレッスンの代わりに、
3ヶ月間の集中プログラムを提供し、
その中で毎週のレッスンとコーチングセッションを組み合わせる方法です。
このようにして、
高額なプログラムを提供することで、
1対1のレッスンでは得られない収入源を確保し、
お客様に心から喜んでもらうことができます。
【「でも、そんなに高い値段の商品は売れない・・・」と感じる方へ】
そう思うのは自然なことです。
なぜなら、
お金に対する無意識レベルでの間違ったマインドセットを
抱えているからです。
私もあなたのように、
高い値段の商品を売れないヨガインストラクターの一人でした。
しかし、
今のビジネスメンターと契約してから、
お金に対する罪悪感を指摘してもらい、
その罪悪感を外してもらいました。
それからというもの、
RYT200を卒業してまだ3年くらいしか
経っていなかったのに、
契約して1カ月で100万円のうりあげをつくりました。
その後、半年で350万円の売上になっていました。
これには自分でも驚きましたが、
お金に対する罪悪感というものに
囚われていた自分は、
自分で自分にお金を稼がせていなかったことに
気付きました。
今では、
私のクライアントにもお金の罪悪感を認識させてあげて、
取り除いてあげています。
その結果、
クライアントも半年で165万円を売り上げています。
もし、
売上を上げていくために経験や資格が必要なら、
私のような人間は存在しないはずだと思いませんか?
お金に対する無意識の思い込みや罪悪感こそが、
実は、ヨガインストラクターが売上を伸ばせない根本原因なのです。
多くのヨガインストラクターは、
「お金を稼ぐこと」への罪悪感を抱えています。
ヨガの教えには、
物欲や執着を手放すことが重要だという考えがあるため、
ヨガを教えることで多額の収入を得ることに、
どこかで葛藤を感じてしまうのです。
これは特に、長くヨガの哲学を学び続けてきたヨガインストラクターほど
感じることが多いです。
たとえば、
「お金をたくさん稼ぐことは、ヨガの精神性に反しているのではないか?」
という考え方です。
実際に、「お金のためにヨガを教えているわけではない」という思いが、
講師としての動機の根底にある場合が多いです。
しかし、
「お金のためではない」なら、
ボランティアでやるべきです。
お金を一切受け取らずに、
ヨガを教えればいいのです。
しかし、
本業でヨガインストラクターとして活躍し、
お金も心も豊かに生活していきたいのであれば、
お金を稼ぐと決めることが、
お客様に対しては、
誠実な姿勢です。
なぜなら、
副業レベルでヨガを教える人から、
あなたはRYTを受講したいと思いますか?
もっと言うと、
あなたは、副業で寿司を握る寿司職人の寿司を
食べたいと思いますか?
私なら、
食べたくありません。
本業のすし職人を探し、
高いお金を出して、
質の高いお寿司を食べたいと思います。
ここで重要なのは、
「お金を稼ぐことはヨガの教えに反するのか?」という点を正しく理解することです。
お金自体は中立的なものであり、
ヨガの教えに反しているわけではありません。
むしろ、お金を得ることで、自分の生活を安定させ、
より多くの人々にヨガを広めることができるのです。
お金を稼ぐことで、自己成長や他者への貢献が可能になります。
なにより、
高い値段の商品を売るということは、
高い価値の商品を提供するということなのです。
なぜなら、
お客様は、
安い商品に対して、
結果を期待しないからです。
このことを理解しない限り、
お金と心を豊かにするヨガインストラクターになるのは
簡単ではありませんよ。
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