アヒムサーの大切さを伝えているが、なかなか生徒が実践できないのはなぜか?

アヒムサーの大切さを伝えているが、なかなか生徒が実践できないのはなぜか?









それは、



生徒のニーズに合わせて、伝えていないからです。





詳しくお話しします。






私はよく、



生徒の心に踏み込めず悩んでいるヨガ講師の相談に乗ります。






その中に、



こんなことを言う人がいます。







「ヤマ・ニヤマの大切さをレッスンで強調したり、

 

 ヨガ哲学講座で教えているのですが、

 

 生徒がなかなか実践しないので、もどかしいです。」






「生徒がアヒムサー(いかなる存在も傷つけない)の教えを



 実践すれば、幸せになれると思うのですが、



 どうしても表面的な理解にとどまっているようで、力不足を感じます。」







こんな風に悩む



ヨガ講師がいます。





こういう人は、




生徒のニーズに合わせて




アヒムサーや、ヤマ・ニヤマを伝えられていません。





だから、



どんなに具体例を交えて説明しても、



熱量を込めて解説しても、



生徒が実際の生活で生かすというところまでは



いかないのです。





では、



どうすればいいか。





ヨガを学ぶ生徒の



本当のニーズを知って、



そのニーズに合わせて伝えれば、



必ず生徒の心に響きます。








心に響けば、



生徒は実践するようになるので、



人生が好転します。





【ヨガを学ぶ生徒が本当に求めていること】






ヨガを学ぶ生徒が心の底から求めていることは何でしょうか?





「ヨガレッスンを受けて、アサナが上手にできるようになること」



「呼吸法をマスターすること」



「毎日瞑想ができるようになること」



「ヤマ・ニヤマを実践できるようになること」





これらは、



どれもヨガの生徒が努力することですが、



心の底から求めていることかと言われると



そうではありません。





どれも、



答えではないのです。






ヨガの生徒が本当に求めているのは、



今の悩みを解決することです。







身体のことや、感情・思考・精神性のことで



大なり小なり悩みを抱えているのです。








その悩みを解消したくて、



いろいろと探していたら、



ヨガ講師であるあなたを見つけたのです。







そして、



ヨガ講師のあなたの商品を購入し、



ヨガを学んでみれば、



きっと悩みが解決するだろうと思ったから、



お金を出して買ってくれたのです。








なので、



アヒムサーの話をしても、



お客様が実践できないのは、



アヒムサーの実践が、



どう自分の悩み解決に繋がるのかが



イマイチ、イメージできていないからです。






では、どうすればいいかというと、



お客様の悩みに合わせて、



アヒムサーや、ヨガ哲学をお伝えしていけばいいのです。









ヤマ・ニヤマの一つである



アヒムサーを例に、



生徒さんの悩み解決ニーズに合った



伝え方を紹介します。







ぜひ理解して、実践して、



生徒さんがヨガ哲学を実践できるように



サポートしてあげてくださいね。






そして、



生徒さんにヨガの本質を届けて、



理想の未来に連れて行ってあげてくださいね。










アヒムサーは、



ヨガスートラの八支則の



一つめ、ヤマ・ニヤマのヤマにある戒律で、



「いかなる存在も傷つけない」という考え方です。






ヨガを知らない人にも、



ガンジーや、ガンジーに影響を受けた



マーチンルーサーキングJr.も大切にしていたとよばれる



「非暴力の教え」として知られています。








アヒムサーを効果的に実践してもらうには、



まず、生徒さんの悩みに気づいてあげましょう。





普段の会話の端々に出てくる言葉や、



アサナで頑張りすぎる癖を見ていきます。





その中に、



自分を責めてしまう傾向や、



イライラを大切な人にぶつけてしまうという傾向がある人は、



アヒムサーの教えが響く可能性が高いです。





まずは、



そういった生徒さんの心に届けようという意識で



考えていきます。






しっかりと生徒に伝えるなら、



グループレッスンで生徒のニーズを把握して、



パーソナルヨガレッスンを個別で教えてあげて、



そのパーソナルで深掘りしていくのが



効果的です。





ビジネスモデルとしては、



グループレッスンをフロントエンドに置いて、



パーソナルヨガレッスンをバックエンドに置くのです。






グループレッスンでは、





「自分を責めてしまうところがある人」



「イライラを誰かにぶつけてしまうことがある」



という傾向をもつ生徒を



見つけておきます。





そして、



その生徒さんに、



パーソナルヨガレッスンの商品を



オファーするのです。





「自分や家族、他人に優しく接することができ、

 

 最高の人間関係を引き寄せるパーソナルヨガ」



といったような内容の商品をオファーします。





そして、



「イライラをぶつけてしまうことや、



 自分を責めてしまうことはありませんか?」



と聞いて、



「あります。悩んでいます。」と答えたら、




その悩みの原因を教えてあげます。





その悩みの原因は、



アヒムサーを実践できていないことです。





つまり、



「自分を傷つけなければならない」と思っていたり、



「誰かにネガティブな感情をぶつけないと、幸せになれない」と思っていたりします。




このような思い込みが、



アヒムサーに反するので、



自分や人を傷つける現実を作り上げているのです。




「あなたの悩みの原因は、こういう考え方なんだよ。

 

 この考え方をヨガ哲学を参考に変えていけば、

 

 自分も周りの人も大切にできるので、

 

 幸せな人間関係を引き寄せられるよ」




と伝えてあげましょう。






そうやって、



悩みを抱える生徒さんに的をしぼって



アヒムサーを伝えるパーソナルヨガレッスンを指導します。






生徒からすれば、



自分の悩んでいることから自由になれるセッションなので、



喜んでお金を出して、購入するでしょう。





前のめりになって、あなたの話をきいて、



言われたことをしっかり実践するでしょう。





そうすれば、



アヒムサーを本気で実践する生徒が育ちます。






これによって、



生徒は実際に自分や他者に対して愛をもって接することができるようになり、



当然、幸せな人間関係を引き寄せるという現実を手に入れるのです。

 




このように、



生徒さんが本当に求めている「結果」が



出る商品を売れば、



口コミが広がります。





「あの先生のパーソナルヨガで、私人生が変わったの」



「〇〇先生のパーソナルヨガで、私の悩みが解決して、

 

 ヨガのすごさが分かったよ!」





こんな口コミが



広がれば、



同じようにヨガで悩みを解決したいけれど、



レッスンに通っているだけでは解決していない人たちが



あなたの商品を買いたいと言ってくれるようになります。





そうやって、



集客も成功するようになるのです。







このように、



生徒のニーズに合わせて、



パーソナルヨガの商品をオファーすることで、



生徒がもっと学びたい!現状を変えたい!と



コミットするので、



ヨガ哲学を生活に生かせるようになります。




ヨガ哲学を本気で生活に活かせば、



内観の力も上がるので、



悩みが解決するだけでなく、



霊性の高まりや、



魂レベルでの成長も起こります。






では、



パーソナルヨガのセッションを



どう進めれば、



生徒の考え方にアプローチできるのでしょうか。




ここからは、



そのアプローチについて



詳しくお伝えします。








【自分や他人を傷つけてしまう人の心の中】






アヒムサーが響く人というのは、



自分を大事にできていなかったり、



他人を傷つけてしまう人たちです。






自分を大事にできていない人の心の中には、



次のような思い込みがあります。





「自分を大事にしてはいけない」



「自分を愛してはいけない」



「自分よりも他人の幸せの方が大切」






パーソナルヨガのセッションでは、



まず、このような思い込みを



生徒に認識させてあげます。





あなたがヨガ講師で、



生徒の悩みを聞いたりしているなら、



どの思い込みがあるかは、話をしていれば分かるはずです。





なので、



それを相手に伝えてあげればいいのです。





あなたに信頼を置く生徒さんであれば、



あなたが言ったことを元に、



心の中を探ります。




やがて、



「確かに、私にはそういう考え方があります」



と認められるようになります。




心の中に思い込みを認められれば、



あとはそれを書き換えるだけです。




「自分を大事にしてはいけない」

 

なら、



「自分を大事にしていい」



に書き換えればよいです。






「自分を愛してはいけない」なら、



「自分を愛していい」



に書き換えればよいです。




そして、




「自分よりも他人の幸せの方が大切」




なら、



「まず自分を豊かにして、その上で他人も豊かにするのがいい」



に書き換えればよいのです。






このような無意識の領域の思考に



アプローチする技術を



コーチングと呼んでいます。







このような、



考え方にアプローチする対話、



コーチングを、



パーソナルヨガのセッションで、



アサナや呼吸法、瞑想などの実践とともに、



行ってあげればいいのです。





コーチングで考え方を書き換えてあげれば、



アサナや呼吸法、瞑想の実践の中でも



アヒムサーを実践するチャンスがありますね。




アサナで身体に無理をさせるのも、



アヒムサーの教えを守れていないということなので、



それをしないように行動できるようになるでしょう。




このように、



ヨガの実践とコーチングを組み合わせることで、



生徒が悩みを解決して、



ヨガの本質を体得するのが早くなるのです。







そして、



生徒さんの考え方を書き換えてあげるときに、



アヒムサーの概念を紹介してあげて、



書き換えると、なおよいです。





そうすれば、



あらゆる存在に対して傷つけないという高い次元で



物事を大切するという意識が働くようになります。







そうなれば、



悩みが解決するだけでなく、



さらに霊性の向上や



物質領域だけでない、微細な領域での認識も高まっていきます。





アヒムサーを実践すれば、



この世全てへの感謝が高まり、



世界の美しさに涙を流すようになります。









そうやって、人生が好転するのです。








アサナや呼吸法、瞑想だけを教えていたら、



生徒も、もちろん長年実践すれば効果は出ます。





しかし、



生徒の今の段階では、



本当に求めていることである悩み解決と



アヒムサーが結びつかないので、



実際にアヒムサーを生活で実践できるようにはならないでしょう。





ただ、



アヒムサーというお勉強をした、



で終わってしまっているのです。







もちろん、



長年ヨガを続ければ高い境地に辿り着けるでしょうが、



生徒が長年ヨガを続けるかどうかは



分かりません。








あなたが今、



生徒さんにアヒムサーをもっと実践させてあげたい、



ヨガ哲学を生かして、人生を好転させてあげたい、



と思っているなら、



コーチングもしてあげれば、



結果が出るのが早くなります。







また、



一度パーソナルヨガで悩み解決とヨガ哲学の



結びつきを実感した生徒は、



ヨガが人生に生きることを理解します。




なので、



これからいろいろな所でヨガを学んで



人生に活かす方法を試します。








ヨガスートラやウパニシャッド、



バガヴァッド・ギーター等の



聖典にもチャレンジするでしょう。





どんどん人生を好転させていけば、



人類や地球への貢献も視野に入ってくるので、



ヨガ講師を目指したり、



誰かの精神的な成長を助ける活動を始めるかもしれません。






あなたがヨガだけでなく、



ヨガにコーチングを組み合わせれば、



そのパーソナルヨガレッスンが



生徒が魂の道を歩む大きな第一歩になるのです。







あなたが生徒を本当に幸せにしたいと願うなら、



生徒にヨガの本質を届けたいと望むなら、



ぜひ、今日の内容を実践して、



生徒に結果を出してあげてください。




そして、



生徒の可能性を無限大に広げてあげる仕事をしてみてくださいね。





お読みくださり、ありがとうございました。









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