ヨガレッスンがリピートに繋がらないのは、お客様の悩みを解決してあげていないから。
結論から言うと、お客様の悩みを解決してあげていないからです。お客様は、アサナや呼吸法をマスターしたくてレッスンに来るわけではありません。ヨガを通して、今の悩みを解決し、理想の未来を実現したくて通っているのです。
今日は、お客様の悩みをヨガで解決するための方法をお話します。
これを実践すれば、お客様の悩みが解決し、毎回のレッスンのフィードバックが深くなります。
あなたも、本質と繋がった仕事ができるので、やりがいに溢れた仕事ができるようになります。
お客様の悩みを解決したいヨガインストラクターは、間違った考え方をしています。
その間違いに気づき、正しい考え方に直して行動できれば、
お客様の悩みを解決してあげることができるようになります。
その間違いとは何かというと、「正しい考え方を実践するように指示してしまう」ことです。
これでは、お客様の悩みは解決しません。
なぜなら、お客様は、自分を変えることが怖いからです。
その恐怖が、考え方を変えられない根本原因で、悩みを解決できない原因です。
悩みの原因は、思い込みにあります。
例え話をしましょう。
稼げないヨガインストラクターの中には、
SNSの集客がうまくいかない原因は、
今の自分にはセンスが足りないと思い込んでいるからだと考えています。
こういう人は、「自分にはセンスが足りない」という思い込みを外せば、行動ができるようになります。
行動ができれば、SNS集客は上手くいくようになります。
しかし、この思い込みがある限り、
行動ができないので、上手く行くことは絶対にありません。
このように、思い込みに悩みの原因があるので、
悩みを解決してあげたければ、
その悩みの原因である思い込みを引き出してあげる必要があります。
例えば、
腰痛予防のアサナコースを教えているとしましょう。
アサナに毎日取り組めないという悩みをお客様が抱えていたら、
毎日取り組めないのはなぜかを聞いてあげます。
そうすれば、その理由が出てきます。
でも、悩みをいつも話してくれるわけではありません。
しかも、理想の未来に行く上で、ひっかかる理由に、自分ではなかなか気付けません。
なぜなら、潜在意識と顕在意識の間には壁があるからです。
では、どうすれば、悩みを認識させられるのか?
そのためには、陰ヨガのポーズを2,3個、レッスンに取り入れるのが最短の近道です。
例えば、でお話しましょう。
骨盤ヨガコースのお客様が、本当は出産への不安があるんだけど、向き合えていないという状況だとします。
このお客様は、ヨガ講師から大丈夫、大丈夫、と言われても、悩みは解決しません。
なぜなら、お客様が向き合うべきものを自分で認識できていないから。
では、どうすればいいか?
陰ヨガのポーズで、内観する時間を作ることです。
その陰ヨガポーズの誘導では、命への感謝のはなしや、歓喜の話をする。
そして、沸き起こって来た感情を否定せずに、ただ見つめてごらん、と誘導。
その後静かな時間を作る。
この時間にお客様の心の中では、葛藤が必ず起こる。
陰ヨガは葛藤を浮き彫りにしてくれるヨガです。
レッスンが終わった後に、
感想を聞けば、
お客様から悩みを話してくれるようになります。
「実は、出産をして、親になることが不安なんです。
それに、さっき気が付きました。」
ここまで話してもらえたら、、「そうだったんだね」と共感した上で、
親になることがなんで不安なの?と聞いてあげるのです。
ほとんどのヨガ講師は、これを聞かずに、
ヨガ的にはねとか、正解をここで伝える。
それでは、お客様の悩みの原因がまだ出てきていないから、
解決になりません。
表面的にはありがとうございますといっても、
自分で悩みを解決するところまで連れて行かないと、
また家に帰ったら同じことを一人で悩みます。
しかも、先生には二度と相談しません。
なぜなら、分かってもらえないと感じるからです。
じゃあどうすればいいかというと、
聞くんです。
「なんで不安なの?」と。
そうすれば、お客様はそんな理由を自分で自分に聞いたことがないので、
ハッとします。
そして、「親になったら、私の母親みたいに子供に強く当たっちゃうんじゃないかって・・」
という風に、
いろいろと不安な理由を話します。
これが、信念です。
ここで出てきた信念を聞いて、
あ、そう思っているんだねと受け止めてあげて、
その考え方は、今話してみて、そのままでいきたい?
それとも、変えたい?と聞いてあげます。
そのままなら、こんな未来になるよ。
変えられたら、こんな未来になるんじゃないかな。
ということを、対話しながら、本人にも考えさせながら
イメージさせていきます。
そうすると、信念を変えた方が、理想の未来に近づくことが分かるので、
じゃあ書き換えちゃえばいいね、と言ってあげます。
書き換えていいんだよ、と許可を出してあげて、
本人も自分に許可を出せるようにサポートします。
信念が書き換われば、
「親になったら、子供にたっぷり愛を送れる親になれるし、なる」と考え方が変わるので、
不安でなくなります。
そんな風にして考え方を変えるためには、
しっかりと根本原因を引き出す必要があるのです。
引き出すためには、素直に内観してもらえるのが必要条件なので、
それをするために、陰ヨガをちょろっと取り入れるといいのです。
ご自分のレッスンに、陰ヨガと対話を取り入れることで、
お客様の悩みを解決することができるのです。
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